産業医への連絡方法はどうればよい?現役産業医が解説します。

産業医への連絡方法はどうればよい?現役産業医が解説します。

こんにちは。産業医の角田拓実です。

今回は「産業医への連絡方法がわからない。」という企業担当者からの相談を受けることがあるので現役産業医として回答を行っていきます。

結論から言うと「メール、電話、仲介事業者エージェントなど色々あるけど、まずは担当産業医と相談をしっかりしよう」ということです。

それぞれ特徴とメリット・デメリットがあり、産業医によって好みが分かれることがあるため時と場合に合わせてしっかりチョイスして使用していきましょう。

まずは訪問時や契約開始時に連絡方法を確認

連絡方法は様々ありますが一番留意する点を先に提示させていただきます。

大切なことは産業医や仲介事業者に予めどのような連絡方法が望ましいかしっかり確認を行っていくことです。

例えば病院に務めている医師であれば「まずはメールで連絡をして欲しい」などの希望があるでしょう。

手術を担当している外科医をしている産業医では手術中に電話が来ても対応することが難しいケースが多いです。

一方で急いで相談を行わなければならない場合もありますので、そういった際は「電話で相談することもあるとは思いますがよろしくお願いします。」と説明を行っておけば安心です。

主な連絡手段は何がある?

主な連絡手段としていくつか提案を行えるようになっておくと産業医とのコミュニケーションがとりやすくなります。産業医の多くは病院に務めていたりクリニックを運営していることも多いため連絡方法に留意しながら検討を行いましょう。

メール

メールは非常に有用な手法の一つです。特に産業医は医師として病院で働いていることが多いです。外来や手術などどうしても電話に出ることができないタイミングが出てきてしまします。

メールであればタイミングを見て確認することができるため役に立ちます。一方で少なくない医師がメールに関するレスポンスが早くないことも多いため必要であればリマインドを送る場合も出てくるでしょう。

電話

電話は素早いレスポンスで相談や回答を得ることができます。一方で前述したように病院に務めている医師に電話で相談をすることは時間的・物理的に難しいことも多いです。

電話は緊急対応の手段として予め産業医と申し合わせたうえで活用すると有用に使えるでしょう。

エージェント

産業医仲介事業者の担当者を介して連絡を行うことも一つの手です。病院勤めで時間が合わせにくい医師に連絡を取っていただけることも多いでしょう。

欠点としては人を介することで情報が正確に伝わりにくい・時間がかかってしまうこともあります。

特徴を理解しながら活用していきましょう。

まとめ

産業医に連絡を取る方法は多種多様です。

現在ではslackやchatworkなどチャットアプリを活用して連絡を取る事業所も増えてきています。

連絡方法に関しては様々ありますが、まずは人と人の連絡ですので「お互いが気持ちよく、仕事に支障をきたさないように連絡ができるように予め相談をしておきましょう。

もちろん緊急事態や急ぎ対応が必要な場合は病院や仲介会社などを活用して迅速に対応を行ってください。その点は時と場合に合わせて対応すればよいと考えます。

それでは今回の記事を参考に産業医とのコミュニケーションをしっかりとっていただければ幸いです。

産業医/健康経営エキスパートアドバイザー 角田拓実