産業医認定証は更新毎に確保したほうがいいの?産業医が解説します。

産業医認定証は更新毎に確保したほうがいいの?産業医が解説します。

こんにちは。産業医の角田拓実です。

よく質問される「産業医認定証は更新毎に確保したほうがいいの?」という質問に回答していきます。

もっともメジャーな産業医資格である日本医師会認定産業医の更新は5年毎となっています。

5年ごとに提出をお願いしたほうがよいでしょうか?ということです。

産業医とはどんな仕事?法令、実務、活用方法に関して徹底解説。

厳密には必要ないが貰えるようであればもらいましょう。

回答としては「厳密には必要ないが貰えるようであればもらいましょう。」となります。

産業医の選任変更が無い限り特に労基署から産業医の認定証を提出されることはほぼありません。

基本的には選任時の選任報告書の提出の際に産業医である証拠が提出できていれば問題ありません。

産業医の資格は講習会を受けた事実が存在すれば「認定では無くなていても産業医としての資格は継続する」と解釈されているためです。

ただ、不安になる人事労務担当者の方も見えると思いますので、先生から頂けるようであれば認定証の写しを頂いておくとより問題が無いでしょう。

医師会認定産業医以外の産業医資格は?

医師会認定産業医以外の資格として「労働衛生コンサルタント」「産業医科大学卒業」「産業医ディプロマ」「衛生学の大学講師以上の職位のものあるいはそうであったもの」が存在しています。

数は少ないですがこのようなケースもあるかもしれません。

上記のケースでは認定の期間が無く「原則終生産業医の資格がある」状態であるため証明書を新たに取得する必要はありません。

まとめ

産業医の資格証に関して更新の証明書がいるかどうか?の資格に関して解説を行っていきました。基本的には回収する必要はありませんが、日本医師会認定産業医に関しては更新時に写しを頂いてもよいでしょう。

重ねてになりますが、日本医師会認定産業医に関して更新が無い場合でも産業医としての活動を行うことには問題が無いためご留意願えれば幸いです。